播州ゼリー膠(ばんしゅうゼリーにかわ)

テクニカル・グルーに最適な播州にかわを惜しみなく使用し、にかわの生産メーカーだからこそ出来る、安定した品質をご提供いたします。
TGシリーズAシリーズをご用意しております。

播州ゼリー膠の主な用途

  • 紙器
  • 紙管
  • 表紙貼り

荷姿

20kg箱20kg箱

播州ゼリー膠の荷姿は「20kg箱」となります。

播州ゼリー膠TGシリーズの主な特徴

  • 色調が淡く、透明性に優れています。
  • 高濃度で、各種機械・作業性に対応可能です。
  • 濃度の調整幅が広く、コスト削減が可能です。
  • 品質と供給の安定性を、お約束いたします。

播州ゼリーにかわ  TGシリーズ

TG-10
粘度[mPa・s/60℃]
1,300±200
濃度[Brix][%]
65±2
使用濃度[%]
53~60%
希釈粘度[Brix][mPa・s/60℃]
10%希釈/59.0/460
20%希釈/55.0/240
30%希釈/51.0/130
オープンタイム[O.T][10%希釈/60℃]
10~15
作業性
全自動機用
特徴
速乾性に優れ、低粘度でありながら初期接着力の強い商品です。
TG-30WC
粘度[mPa・s/60℃]
1,500±300
濃度[Brix][%]
67±2
使用濃度[%]
52~60%
希釈粘度[Brix][mPa・s/60℃]
10%希釈/63.5/530
20%希釈/58.0/250
30%希釈/54.0/150
オープンタイム[O.T][10%希釈/60℃]
35~40
作業性
全自動機用半自動機用手貼機用
特徴
初期接着力に優れ、乾きの遅いタイプです。
TG-40W
粘度[mPa・s/60℃]
4,000±600
濃度[Brix][%]
68±2
使用濃度[%]
52~58%
希釈粘度[Brix][mPa・s/60℃]
10%希釈/62.0/1440
20%希釈/58.0/600
30%希釈/53.0/300
オープンタイム[O.T][10%希釈/60℃]
25~30
作業性
半自動機用手貼機用
特徴
中粘度タイプのオールマイティ仕様です。

播州ゼリー膠Aシリーズの主な特徴

  • 高濃度で、各種機械・作業性に対応可能です。
  • 濃度の調整幅が広く、コスト削減が可能です。
  • 品質と供給の安定性を、お約束いたします。

播州ゼリーにかわ  Aシリーズ

A-1000
粘度[mPa・s/60℃]
1,200±200
濃度[Brix][%]
65±2
使用濃度[%]
52~58%
希釈粘度[Brix][mPa・s/60℃]
10%希釈/59.0/500
20%希釈/55.0/280
30%希釈/51.0/160
オープンタイム[O.T][10%希釈/60℃]
40±5
作業性
手貼りライン半自動機
特徴
低粘度でありながら初期タッグが強いが、乾きの遅いタイプ。薄紙から厚紙までオールマイティな膠ゼリー。
A-1500
粘度[mPa・s/60℃]
1,400±200
濃度[Brix][%]
65±2
使用濃度[%]
53~58%
希釈粘度[Brix][mPa・s/60℃]
10%希釈/61.0/560
20%希釈/55.0/290
30%希釈/52.0/190
オープンタイム[O.T][10%希釈/60℃]
15±5
作業性
手貼りライン半自動機全自動機
特徴
低粘度でありながら初期タッグが強いが、乾きは遅く、接着後の強度が高いタイプ。薄紙から厚紙までオールマイティな膠ゼリー。
A-3000
粘度[mPa・s/60℃]
3,400±500
濃度[Brix][%]
64±2
使用濃度[%]
51~58%
希釈粘度[Brix][mPa・s/60℃]
10%希釈/59.0/1250
20%希釈/56.0/540
30%希釈/52.0/260
オープンタイム[O.T][10%希釈/60℃]
30±5
作業性
手貼りライン半自動機表紙貼全自動
特徴
初期タッグが強い商品。表紙貼全自動ライン、ベスターライン、手貼りラインも可能なオールマイティなタイプ。
A-6000
粘度[mPa・s/60℃]
6,200±500
濃度[Brix][%]
62±2
使用濃度[%]
51~58%
希釈粘度[Brix][mPa・s/60℃]
10%希釈/56.0/1620
20%希釈/53.0/720
30%希釈/50.0/400
オープンタイム[O.T][10%希釈/60℃]
20±5
作業性
手貼りライン半自動機表紙貼全自動
特徴
初期タッグが強い商品。表紙貼全自動ライン、ベスターライン、手貼りラインも可能なオールマイティなタイプ。
  • 粘度測定はブルックフィールド粘度計[B型粘度計](容器に入れた液にスピンドルを浸して回転させ、液体の粘性抵抗トルクを測定)
  • 濃度(Brix)はアタゴ手持ち屈折計で測定

ご使用上の注意点

  • 糊ローラー上は季節にもよりますが、55~60℃が基本です(夏場は50~55℃でも可)。
  • 湯煎釜内は70~80℃に保つようにしてください(熱劣化防止)。
  • 濃度は定期的に確認してください(濃度が上昇するため)。

トラブル対策には下記をご参考ください

  • 厚紙での折込部分の浮き・ふくれは、使用濃度を55~58%にすることが有効です。
    また、後日起きる浮きや折込部分の剥がれは、塗布が均一でなかったり、しぼりすぎであったり、濃度が高すぎることが原因の場合があります。
  • オープンタイムの調整は、温度を上げると伸び、下げると短くなりますが、長期間高温にしておくと物性の低下と焦げの原因になります(温度を上げると短く、下げると長くなります)。
  • タント系など、薄く伸縮しやすい紙の場合は、高濃度や塗布量が均一でないと、後日、浮きなどが発生するので、適正濃度と均一な塗布で解消されます。
    糊目が発生する場合は、適正範囲の下限濃度で均一な塗布量が有効です。
    また、機械全般の手入れが有効です(ドクター、湯煎窯など)。
  • 室内の温度・湿度の環境により、ボール紙の水分も変化しますので注意が必要です。
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